窓は「数」より「場所」が大切。
2026.10.10 更新
こんにちは、ディライトハウスの水本です^^
同じ30坪の家でも、
家の価格が
まったく同じになるとは限りません。
使う材料。
住宅性能。
設備。
もちろん、
こうしたものでも価格は変わります。
でも実は、
家の「形」もコストを左右する要素のひとつです。
例えば同じ床面積でも、
シンプルな四角形の家と、
細長かったり凹凸が多かったりする家では、
外壁や基礎などの施工量が
変わってくる場合があります。
そしてもうひとつ、
意外と見落とされやすいのが、
「窓」と「ドア」の数です。
当然ですが、
窓やドアを増やせば、
その分コストもかかります。
だからといって、
必要な窓やドアまで
減らせばいいわけではありません。
大切なのは、
「なんとなくつける」をなくすこと。
今回は、
暮らしやすさを保ちながら、
窓やドアを必要以上に
増やさないための考え方について
お話しします。
✔ 廊下を減らすと、ドアも減らしやすい
まず、
ドアが増える原因のひとつが、
「廊下」です。
廊下から、
リビングへ。
寝室へ。
子ども部屋へ。
収納へ。
それぞれの空間をつないでいけば、
その分ドアも必要になります。
もちろん、
プライバシーや音の問題などから
廊下が必要な場合もあります。
でも、
間取りを工夫して空間同士を
うまくつなげることができれば、
廊下そのものを少なくできる場合があります。
すると、
家の面積だけではなく、
ドアの数も抑えやすくなる
というわけです。
✔ 「回遊動線=便利」とも限りません
最近人気なのが、
家の中をぐるっと移動できる
「回遊動線」です。
確かに、
行き止まりがなく、
移動しやすいというメリットがあります。
でも、
通路を増やせば増やすほど、
ドアが増えたり、
家具や収納を置ける壁が
少なくなったりすることもあります。
例えば、
収納に2方向から
出入りできるようにすれば、
その間は常に
人が通れるようにしておく必要があります。
便利な動線をつくったつもりが、
収納できる場所を
減らしてしまうこともあるんです。
だから、
「回遊できた方が便利そう」
という理由だけではなく、
本当に毎日の暮らしで必要なのか。
そこまで考えて
動線をつくることが大切です。
✔ 収納は「数」より使いやすさ
収納も同じです。
玄関に収納。
廊下に収納。
リビングに収納。
洗面所に収納。
寝室に収納。
家のあちこちに
小さな収納をつくっていくと
当然、その分ドアも増えていきます。
もちろん、
使う場所の近くに収納があることは
とても便利です。
ただ、
収納は数が多ければ
片付くわけではありません。
何を。
どこで使って。
どこに戻すのか。
そこまで考えながら、
必要に応じて収納をまとめる。
そうすることで、
管理しやすく、
無駄な建具も増やしにくい
収納計画になります。
✔ 窓は多ければ明るい?
そして、
もうひとつ考えてほしいのが、
「窓」です。
明るい家にしたいから、
窓をたくさんつくる。
これは一見、
正しいように思いますよね。
でも、
窓が多い=明るい家
とは限りません。
例えば、
道路に面した大きな窓。
隣の家から丸見えになる窓。
人通りの多い場所につくった窓。
せっかく窓をつくっても、
外からの視線が気になれば、
カーテンを閉めたくなります。
すると、
明るくするためにつくった窓なのに、
その光を自分たちで
遮ることになってしまいます。
✔ 「カーテンを閉めなくていい窓」を考える
だからディライトハウスでは、
単純に窓の数を増やすのではなく、
「カーテンを閉めなくても暮らせる窓」
を考えることを大切にしています。
道路はどこにあるのか。
隣の家の窓はどこにあるのか。
外からどんな視線が入るのか。
太陽の光は
どこから入ってくるのか。
こうした周辺環境まで考えながら、
窓の位置や大きさを決めていきます。
場合によっては、
中庭から光を取り込む。
高い位置に窓をつくる。
視線が入りにくい方向へ窓をつくる。
そんな方法もあります。
大切なのは、
窓をたくさんつくることではなく、
必要な場所に、ちゃんと使える窓をつくること。
なんです。
✔ 窓を減らすことが目的ではありません
ここまで読むと、
「じゃあ、窓やドアは
少ない方がいいの?」
と思うかもしれません。
もちろん、
そういうわけではありません。
必要な場所には、
必要な窓やドアをつくる。
暮らしを便利にするなら、
回遊動線もつくる。
使う場所に必要なら、
収納も分散させる。
大切なのは、
「あった方が良さそうだから」
という理由だけで増やさないこと。
窓ひとつ。
ドアひとつ。
廊下ひとつ。
それぞれに、
きちんと役割を持たせる。
その積み重ねが、
暮らしやすさを保ちながら、
家のコストを
必要以上に膨らませないことにつながります。
✔ 「多い」より「ちょうどいい」
家づくりでは、
収納は多い方がいい。
窓は多い方が明るい。
動線は多い方が便利。
そう思ってしまいがちです。
でも、
大切なのは「多さ」ではありません。
自分たちの暮らしに、
ちょうどいいかどうか。
特に窓は、
数だけではなく、
光と視線まで考えて配置することで、
カーテンに頼りすぎない、
明るく開放的な暮らしにもつながります。
家のコストを抑えるために、
何かを我慢するのではなく、
必要なものにはお金をかけて、
必要のないものはつくらない。
そんな合理的な考え方も、
家づくりでは
大切にしてみてくださいね。
それでは、次回もお楽しみに^^

