損しない為の『修繕積立金』のお話。
2023.2.2 更新
こんにちは、大阪の工務店
ディライトハウス株式会社のよーちゃんです(^ω^)ノ
皆様は一戸建ての『修繕積立金』
のことを考えたことはあるでしょうか?
僕はお恥ずかしながらディライトハウスに
入社するまで一切考えたことがありませんでした、、、
実は深くまでは考えていない方が
意外に多いのではないでしょうか。
そんな皆様のためにお金の専門家に学んだお話を
共有していきますので、一緒に勉強して
『損しないお家づくり』を目指しましょう!
< 一戸建ての修繕積立金 >
分譲マンションを買った場合、
住宅ローンの返済とは別に、
共有スペースの維持管理費用として
「管理費」が必要になるのと、
やがて必要となる外壁の修繕や
エレベーターの故障などに備えて
「修繕積立金」が必要になります。
(駐車場代も別にかかります)
なので、分譲マンションの購入時には、
単純にマンションの価格だけを
見ればいいわけではなく、
これら別途費用のことも考慮した上で
検討しなければいけません。
一方で一戸建てを買う場合は、
そもそも管理費も必要なければ、
駐車場代も必要ないし、
修繕費用の積立も
分譲マンションのように
義務化されているわけではありません。
そのため、ついつい修繕費用についての見立てが甘くなり、
その分家に予算を突っ込んでしまいがちなのですが、
これでは間違いなく将来困ることになります。
建てる前にこれらの費用についてもある程度試算し、
コツコツと積み立てていく必要があるのです。
では今回は、
それらにどれくらいお金がかかるのかと、
どれくらい積み立てしていった方がいいのか
についてお伝えしていきたいと思います。
✔︎60年住むことを前提として試算
家を建てる年齢も、
いつまで生きるのかも人によって違うので、
取り急ぎ35歳で家を建て95歳まで生きる
という前提のもとで考えていってみましょう!
まず必要となるのが、
外壁や屋根などの外部塗装費用です。
では、これが約15年に1回のペースで
必要になるとして、
毎回その費用に150万円かかるとしたら、
生涯で3回ほどこの費用が必要となります。
つまり150万円×3回=450万円ですね。
また、30年~35年後には、
キッチン・お風呂・洗面・トイレなどの
水周りもリニューアルすることになるでしょう。
なので、これらのリフォーム費用も
計上しておかないといけないのですが、
おそらくこのタイミングで床や壁なども
リフォームすると思うのでこれらには360万円
ぐらい予算を取っておきましょう。
さらに、忘れてはいけないのが家電にかかるお金です。
電化製品は基本10年ごとに故障すると言われているし、
製品のクオリティもどんどん進化していくでしょう。
なので、これらについても拾い出しておく必要があります。
まずはエアコンですね。
子供たちが2人居るとして考えてみましょう。
この場合、リビングと部屋を合わせると
合計4台のエアコンが必要ですが、
リビングと寝室はずっと部屋を使い続けるので、
5回買い換えが必要ですね。
一方で子供たちは途中で家を出て行くので、
おそらく1回しか買い替える必要がない
可能性が高いのではないでしょうか。
となると、今後エアコンにかかるトータル費用は、
リビング用の価格を取付費も合わせて20万円、
それ以外の費用を10万円ずつと考えると、
20万円×5回+10万円×5回+10万円×2台×1回
=170万円ということになります。
では、続いては冷蔵庫と洗濯機です。
これらは、思っているより高いし、
間違いなくこれから先もずっと必要なモノなので、
しっかりと予算に組み込んでおくべきですね。
ということで、
冷蔵庫が25万円で洗濯機が15万円だとして、
(ドラム式 or 縦型+乾燥機の価格です)
10年ごとに買い換えるとしたら、
これらには合計で200万円ほど必要ですね。
このほか、テレビやパソコン、
レンジや掃除機、ジャーなどなど
細々した家電製品もありますが、
これらを合わせた分にも
10年ごとに20万円ぐらいかかるとして、
合計100万円の予算をみておきましょう。
いわゆる、これら全てを合わせた金額が、
生涯メンテナンス費用としてかかる
というわけです。
足してみると1280万円です。
では、これらのお金は
今後60年の間で必要となるお金ですが、
出来れば働けるうちに
このお金を貯めておきたいですよね。
歳をとり収入が減ったり、
あるいは、なくなった状態で、
大きなお金がまとまって出て行くのは、
精神的にもかなりキツイですからね。
となると、かなり高い確率で
健康で働くことが出来るであろう
これから30年の間で、
これらのお金を貯めていかなければいけません。
つまり、1280万円÷30年=42.6666666万円
月に換算すると約3.5万円ずつは修繕費用として、
お金を置いていった方がいいということですね。
ねっ?思っているより、
だいぶ多くお金がかかるでしょ?
そんなこんなで、
この積立資金のことも考えた上で、
毎月の返済金額を決めるべき!
というわけです。
✔︎間取りづくりの重要性
そして最後に、
もう1つ大切な考え方について
お話したいと思います。
それは、将来増築しなければ
いけないような間取りづくりを
絶対にしてはいけないということです。
将来、水回りも含めたリフォームの時、
増築までしなくてはいけないとなると、
さらに300万円~500万円ほど
余分な出費が必要となるからです。
つまり、さらに毎月1万円以上の
お金を積み立てしていかないといけないか、
あるいは、大切な老後資金から
そのお金を捻出しなければいけなくなる
というわけです。
間取りもお金も将来のことまで見据えた上で
計画していただけたらと思います。
と、ここまでお話しましたが、、、
頭がパンクしそうですね?
僕もです笑
お金の話って耳が痛くなりますよね。。
でも絶対に向き合わないといけない
とても大事なお話です。
皆さんのお家づくりも無理なく、
計画的に進んで幸せな暮らしができますよう
心から願っております^^
それでは、次回の勉強ブログもお楽しみに♪
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次回
『お子様にかかる費用、知ってますか』はこちらから⬇︎