

実際に「見えるカタチになるもの」をお客様に開示するのは当然ですが、カタチではない、「安全」と「安心」を見えるカタチにしたいと考えました。


「あなたの家は、必ず1度は地震に見舞われる」
世界の全陸地のわずか1/400の日本列島に、世界中のマグニチュード6以上の大地震の、実に22%が集中しているといわれます。
日本は太平洋、北アメリカ、ユーラシア、フィリピン海の4つのプレートの境界面に位置し、約2,000もの活断層に囲まれています。
これらの活動の活発化によって、日本にこれから建つ住宅は、確率的に一度は大震災に会うものと想定されています。 建てる側にも、住まう側にも、それを見越した家づくりが求められています。
「住む人を守るはずの家が、人を傷つけてはならない」
1995年阪神淡路大震災では、6,400人(平成17年12月22日現在)を超える犠牲者の89%が、家屋の倒壊によって亡くなりました。
「SE構法誕生」
2011年3月11日東日本大震災では、マグニチュード9.0の大地震と大津波が発生しました。未曾有の災害に遭遇したSE構法の建物は1,227件。 中には高さ7.5mの津波の直撃を受けた建物もありました。しかし全ての建物は震災に耐え、構造被害ゼロが確認されたのです。




「ほとんどの木造住宅は構造計算をしていない、この事実をご存知でしょうか?」
その代わりに木造住宅は、ある一定量以上の耐力壁を設ける基準を守らなければいけません。 それは一見強そうに聞こえますが、現実として使用する木材の構造や品質を組み上げる接合方法は施工会社によってまちまちで、 本当の強さを科学的に検証するレベルに至っていません。


1.鉛直荷重
重さに耐えうるか?

2.風荷重
強風に耐えうるか?

3.地震荷重
地震に耐えうるか?

4.層間変形
変形にどこまで耐えうるか?

5.偏心率
建物がねじれやすくないか?
建物の上下階の
バランスはよいか? 地震の際、下から上へと伝わる揺れは建物の大きさ(重量)に影響されます。建物に応じて地震の揺れに耐えうる構造設計をします。

7.基礎
地盤に適した基礎か?


8.応力
各部材、接合部に
加わる力はよいか?





耐圧版とは地面からの反力(建物荷重と同じ圧力)を受け止める基礎床。地面から均等に力が押されるのではなく、 小さなバネが複数あると仮定するため、力のかかり具合によって耐圧版にはゆがみが生じます。耐圧版が弱ければひび割れが生じることもあるため、 その厚さや鉄筋の太さを適切に設計することが求められます。


「FEM解析で、最適な基礎を設計」
住宅を支える基礎構造は、地耐力や地域特性などを総合的に判断して設計すべきものです。 SE構法ではFEM(Finite Element Method : 有限要素法)解析により、建物に伝わる力を解析することで、地盤に応じた強固な基礎設計を可能にしています。
「地盤と建物をつなぐ基礎も、構造計算で強度を証明」
これまでの木造住宅における基礎の構造計算では、基礎梁と耐圧版それぞれにかかる建物の負荷を別々に計算していました。 しかし、SE構法では、大規模物件同様の計算手法を取り入れ、基礎梁と耐圧版とを合わせて立体的に計算しています。 SE構法ではFEM(Finite Element Method : 有限要素法)解析により、建物に伝わる力を解析することで、地盤に応じた強固な基礎設計を可能にしています。




「集成材だからこそ、
構造計算を可能にする」
無垢材は自然素材が故に、強度にばらつきがあり、構造計算を行うには不向きな素材です。 品質が厳しく管理され、一定の強度が保たれた集成材だからこそ、構造計算が可能となるのです。



「100年後も同じ強さを持つ
金物を全棟採用」



「断面欠損を最初にした、
地震に強い結合システム」




脚注金物は、塩水噴霧試験後に引張り実験を実施し、耐力が損なわれていないことを確認しています。
※エヌ・シー・エヌ実大自実験による



接合強度の高いSボルトを
全棟採用するのはSE構法だけ
これは、従来の金物工法の欠点を克服するために開発された特殊なボルトです。表面に凹凸加工を施し、 木材にねじ込むことによって、引張剛性を格段に向上させました。 通常のボルトの2倍の強さを持つこのSボルトと高強度のSE金物の組み合わせにより、ラーメン構造を実現しています。

壁強度は一般住宅の最大3.5倍
一般的な在来軸組工法では、建物に加わる横向きの力を、筋かいによって強さを補っている壁で支えています。 一方、SE構法では、柱と壁の接合部の強さと耐力壁の強さのバランスを構造計算で検証しています。SE構法の耐力壁は、在来軸組工法で使用される片筋かいを壁倍率2とすると、両面耐力壁で壁倍率5~14相当の強さになり、構造計算によって使い分けています。 他社では壁倍率10以上というものもありますが、SE構法は接合部の剛性(強度)も構造計算により解析し耐力壁を構成しています。 両面耐力壁では壁倍率10を超える高耐力壁も実現できます。


「ライフスタイルの変化に応じて、住空間は変えられる」
子供が増える。2世帯暮らしになる。家族は次第に変わっていくもの。 そんなライフスタイルの変化に応じて間取りを変化させるのが、スケルトン&インフィルの考え方です。 木造ラーメン構法のSE構法なら、躯体や基礎、外壁などの構造部分(スケルトン)と、内装や設備、仕切り壁など(インフィル)を分け、 リフォームによってインフィルを大きく変えていくことができ、資産価値の向上にも繋がります。


SE構法は、累計1万棟が建てられた現在まで、
一件の事故も起こっていません。

