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建築コストの抑え方③

2025.7.17 更新

こんにちは、ディライトハウスの水本です^^

 

モデルハウスや住宅展示場などを見に行くと、

リビングダイニングはもちろん寝室や子供部屋なども

広くつくられていることが多々ありますが、

ほとんどの方がリビングダイニングで大半の時間を過ごし、

部屋は寝る時だけしか使わない可能性が高いことから、

正味の話、最低限の広さがあれば充分ではないでしょうか。

 

昔の家は収納がほとんどなかったことから、

家具を持ち込まなくてはいけない分

部屋が広めに作られていましたが、

ここ最近の家は収納がたっぷりあって

そこに全て片付けることが出来ますしね。

 

また、子供部屋に至っては

やがて子供たちは家を出ていくため、

持て余す可能性だってあるわけですしね。

 

そんなわけで、

今回は適切な部屋の広さについて

お伝えしていきたいと思います。

 

そこに何を置くのかで

広さを決めていただくのが最良の手段だと思うので、

それをイメージしながら読んでいただければと思います。

 

✔️文字通りの部屋

 

「寝室」は文字通り寝るだけの部屋であると共に、

隣接して大型クローゼットが設置されることが多いため、

そこにベッドをどのように置くのかで

広さを算出していただくのが

最良の手段だと考えています。

 

例えば、ベッドのサイズには

シングル(幅90cm×長さ2m)

セミダブル(幅1.2m×長さ2m)

ダブル(幅1.4m×長さ2m)

クイーン(幅1.8cm×長さ2m)

などが存在しますが、

セミダブルを2台並べて置く場合、

2.4m×2mのスペースと

その周りに通路が必要になるのですが、

さてこの場合、どれくらいの

部屋の広さにしたらいいのでしょうか。

 

10帖(横幅4.42m×奥行き3.51m)

8帖(横幅3.52m×奥行き3.51m)

7.5帖(横幅4.42m×奥行き2.6m)

6帖(横幅3.52m×奥行き3.51m)

4.5帖(横幅2.6m×奥行き2.6m)

 

この場合、流石に4.5帖では

通路スペースが取れないのでちょっと厳しいですよね。

また、逆に10帖も必要かと言われると

通路としては勿体無いぐらい余白が出来過ぎるので、

そこまで必要ないですよね?

 

この場合、6~8帖の中のどれかを

選ばれる方が多いと思いますが、

個人的には6帖で充分かと考えています。

ベッドを真中でくっつけて置くとしたら、

両サイドに約55cmずつ通路が出来、

かつ、足元にも60cmの通路が確保出来るわけですからね。

 

いかがでしょうか?

なかなか合理的な決め方だと思いません?

 

というわけなので、

この内容を参考にしながら

寝室の広さを算出していただければと思います。

 

かつ、同時に南向きにこだわらないようにも

していただけたらと思います。

寝室は文字通り寝るだけの部屋であり、

基本、日が沈んでいる時間帯に使う部屋ですからね。

 

✔️子供部屋も寝室と同じ

 

そして、子供部屋もまた

寝室と同じように考えていただいていいと思います。

 

子供たちは小さいうちはもちろん、

自分の部屋を使うようになっても部屋に籠るのではなく

寝る寸前までリビングで過ごす可能性が高いからです。

遅かれ早かれいつかは家を出ていくわけですしね。

 

なので、子供部屋に関しても

そこに何を置くのかから逆算した部屋の広さにするのが

最良だと考えている次第です。

 

個人的には

そこに置くのがシングルベッドと勉強机ぐらいだとしたら

4.5帖もあればゆったり使えるのでそれでいいと考えています。

逆に言うと、それ以上増やすとその余白を埋めるために

無駄な買い物(=無駄な出費)をしてしまうことになるでしょうしね。

 

もちろん、これは子供部屋に限らず

リビングや収納などでも言えることなんですけどね。

人間は隙間を見ると、

ついついそこを埋めたくなるという習性を持っているからです。

 

というわけなので、

モデルハウスや住宅展示場を見ると

部屋も広くとりたいと思ってしまうかもしれませんが、

それもまたコストに直結することなので、

必要なところと不必要なところを

しっかりと見極められるようになっていただければと思います。

 

では、次回は広さの鍵を握る最後の場所である

「収納」についてお伝えしていきたいと思います。

この内容を知っているかいないかでコストはもちろん、

使いやすさも大きく違ってくる大切な項目です。

 

それでは、次回もお楽しみに^^

2025.7.17 更新