室内干しのデメリットをなくす方法
2025.4.23 更新
こんにちは、ディライトハウスの水本です^^
基本、日中は家に居ないことが多いこと、
そして花粉症に苦しむ方が増えたこと、
この2点を理由に洗濯物を
外干しではなく室内干しにする方が増えてきていますが、
室内干場をつくるとなれば
注意しておいた方がいいポイントがいつくか存在します。
例えば、室内干場をつくるとなれば
まず頭に浮かぶのは脱衣室だと思いますが、
あまりよく考えずに干場を人が通る動線上につくってしまうと
そこを通る時、洗濯物が邪魔になり
いちいち洗濯物を避けながら通らなければいけなくなります。
また、そこに取り付けられたバーは基本取り外さず
そのままにしておくでしょうから、
洗濯物を干してなかった場合でも
脱衣室に入るたびにそれがいちいち目に飛び込んできて、
きっと圧迫感を感じることになるのではないでしょうか。
なので、最初の注意点としては
干場の位置まで考えた上で脱衣室の中の配置は考えた方がいい
ということですね。
そして、注意しておいた方がいい2つ目のポイントが、
せっかく洗った洗濯物に「生乾き臭」がこびりつかないように、
『換気システム』やそれを支える『気密断熱性能』をしっかりと
計画していく必要があります。
弊社では気密断熱に力を入れていてC値は平均0.3程度を維持、
換気システムも第一種換気を採用しているので、
ランドリールームとファミクロが隣あわせでも一晩で
乾いてくれる暮らしになります。
このように弊社では、
室内干しがもたらすデメリットを
「間取り・性能のご提案」によってカバーしているのですが、
このデメリットは床だけじゃなく壁や天井にも
自然素材を使用することによってカバーすることも出来ます。
壁や天井に塗った漆喰をはじめとした自然素材のものは
湿度が高くなれば湿気を吸収し、
逆に湿度が低くなれば(乾燥すれば)
湿気を放出してくれるからです。
そして、この方法であれば
多少風通しや日当たりが悪くとも
洗濯物の生乾きの臭いを防いでくれます。
かつ、夏はもちろん、洗濯物が乾きにくい冬でも
夜に干した洗濯物が翌日の夕方には乾くという
嬉しいメリットまでもたらしてくれます。
ただし、この方法は
けっこうコストが上がってしまうというデメリットがあるので、
それを理由に採用するのがなかなか難しいんですけどね。
その上、壁内に使用する断熱材を
自然素材と相性の良いものにしないといけないし、
通気の取り方にも注意しないといけないので、
安請け合いしにくいということもありますしね。
とにかく、
室内干しライフを快適に暮らしていただくためには、
「間取り・性能」による解決策と「素材」による解決策があるので、
これから家を建てるにあたり室内干し中心で考えている方は
覚えておいていただければと思います。
それでは、次回もお楽しみに^^