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『南向きの窓は絶対に必要』とは限らない。

2025.5.24 更新

こんにちは、ディライトハウスの水本です^^

 

部屋と窓を南向きでつくることは

家づくりの大前提の一つですが、

この当たり前が正解かどうかの答えは

家を建てる土地によって違ってきます。

 

例えば、住宅が建ち並ぶ密集地で

この前提のもと家を建てるとなると、

日当たりが良い南向きの土地であれば、

そこから日が差し込んでくるものの

同時に道ゆく人の視線まで差し込んでくることから、

結局窓をカーテンで閉じてしまうことになるし、

南向き以外の日当たりが悪い土地であれば

十分な光がそこから入ってこない

という悲惨な状況を招きかねません。

 

そんなわけで弊社では、

その大前提に縛られることなく、

その土地ごとに最適な光の採り入れ方を

ご提案させていただくようにしています。

 

そして、基本カーテンいらずの

明るく開放的な住まいを

実現させていただいています。

 

では今回は、

「部屋も窓も南向きにしないといけない」

という強迫観念に縛られないようにしていただくために

家を建てる前に知っておいた方がいい事実について

お伝えしていきたいと思います。

 

✔️間違った固定概念

 

まずお伝えしたいことが部屋の向きについてです。

一般的には部屋を南向きでつくり水回りを南以外でつくる

というのが世間の常識となっていますが、

そもそも寝室や子供部屋を南向きでつくる必要はありません。

 

寝室は、文字通り寝るだけの部屋であるため

太陽が沈んでいる時間帯に使う部屋だし、

子供部屋に至っても

子供たちは昼間学校に行っているし、

かつ帰ってきても寝る寸前までリビングで過ごすため、

これまた寝る時しか使わないからです。

 

また、受験生となり自分の部屋で勉強するとなっても、

朝から夕方までずっと光が差し込んでくる南向きの土地では

直射光が邪魔で勉強に集中出来ないでしょうしね。

(仕事場でも日光が当たりすぎる場所では

デスクワークがやりにくいですよね?)

 

他方、一般的に水回りは北に配置されがちですが、

これも個人的には水回りスペースこそ

日当たりや風通しを考慮した上で

つくるべきではないかと考えています。

 

脱衣室で室内干しするとなれば

風通しがいい方がよく乾くし、

少しでも日光を当ててあげた方が除菌効果もあり、

洗濯物の生乾きの臭いが発生しにくいからです。

水を使うスペースは

日が当たった方がジメジメ感も解消出来るでしょうしね。

 

そんなわけで、

土地に合わせたいい間取りを一緒につくりあげていくために、

まずはこういった当たり前を

頭の中から取り除いていただきたいと考えています。

 

✔️光は直射光だけじゃない

 

そして、もう1つ知っておいていただきたいことが、

光の種類は「直射光」だけじゃないということです。

 

オフィスや店舗などは

北向きの方がいいと言われていますが、

これは北からの光は「天空光」と呼ばれる

空気中の塵や水蒸気に反射して拡散されていく光で、

天候に関係なく安定した光を届けてくれるのは

この光だからです。

 

なので、室内に安定した光を届けるためには

「直射光」だけに頼らず

「天空光」を上手く使うことが不可欠であることも

覚えておいていただければと思います。

 

これらを知っていれば、

過度な「南向き信者」になることもないし、

土地に合わせた部屋の配置や

窓のつくり方が出来るようになります。

そして、基本カーテンがいらない

明るく開放的な住まいをつくることが出来るようになります。

 

そんな家を建てることが出来れば

さらに「質」の高い暮らしを

していただけるのではないでしょうか。

 

それでは、次回もお楽しみに^^

2025.5.24 更新