「北側道路=暗い家」はとんでもない思い込み
2026.3.25 更新
こんにちは、ディライトハウスの水本です^^
北・東・西に道路が接している土地を見ると、
「日当たりが悪そう…」
と感じる方は多いのではないでしょうか。
特に北道路の土地は、
そのイメージが強いかもしれません。
なぜなら、
敷地の南側にはすでに家が建っていることが多く、
今は空いていたとしても、
将来家が建てば光が入らなくなりそう…
そう感じてしまうからです。
さらに、
住宅が密集する分譲地では、
南だけでなく
東西にも隣家が並ぶ
ということも少なくありません。
そうなると、
「やっぱり暗い家になりそう」
と不安になるのも
無理はありません。
そのため、
価格が比較的安くても、
北道路の土地は
積極的に選ばれにくいのが現実です。
■ 北道路の土地は、本当に暗いのか?
たしかに北道路の土地では、
・北側に駐車場
・建物は南側へ寄せる
という配置になることが一般的です。
そのうえで、
・リビングは南側
・南に大きな窓
という
“よくある間取り”にしてしまうと、
思ったより光が入らず、
薄暗い家になってしまうことがあります。
なぜなら、
南側には隣の家があるため、
十分な距離が取れず、
光が入りにくいからです。
■ 窓を増やしても解決しない
暗さを解消しようとして、
東や西にも
大きな窓を増やす
という方法を取る方もいます。
しかし、
そうすると今度は
「外からの視線」
が気になります。
結局、
カーテンを閉めたままになり、
せっかくの窓も
うまく活かせなくなってしまいます。
つまり、
これまで通りの考え方で設計すると、
「やっぱり暗い家になってしまった」
という結果になりやすいのです。
■ 発想を変えると、家は明るくなる
住宅が密集する土地では、
光の取り込み方そのものを
変える必要があります。
多くの方は、
「リビングは南に置くもの」
と思っています。
でも、必ずしもそうする必要はありません。
例えば、思い切って
リビングを北側に配置する
という考え方もあります。
その代わりに、
家の真ん中に
光を取り込むための外の空間
をつくります。
いわば、
家の中心に
“光の通り道”をつくる
というイメージです。
■ 家の真ん中から光を入れる
家の中央に外の空間をつくることで、
南
東
西
それぞれの隣家との距離を
しっかり取ることができます。
すると、
さまざまな方向から
安定して光が入るようになります。
さらに、
その空間には
直射日光だけでなく、
外壁に反射したやわらかい光
も届きます。
その光が室内全体に広がることで、
日中は照明なしでも過ごせる
明るく心地よい家になります。
■ カーテンのいらない暮らし
中央から光を取り込む家は、
外からの視線が
直接入りにくくなります。
そのため、
カーテンを閉めっぱなし
にする必要がありません。
プライバシーを守りながら、
空や光を感じて暮らせる
家になります。
また、
間取りも外から分かりにくくなるため、
防犯面でも安心です。
■ 外構費も抑えられる
さらに、
こうした家は
・目隠しフェンス
・高い塀
などに頼る必要が少なくなります。
そのため、
外構費を抑えられることもあります。
結果として、
土地は安く買えて
外構費も抑えられて
しかも暮らしやすい
という家づくりが
できるようになります。
■ 土地は「向き」だけで選ばない
土地の日当たりと、
家の明るさは、
必ずしも同じではありません。
南道路だから明るい家になるとも限りませんし、
北道路だから暗い家になるとも限りません。
大切なのは、
どんな設計ができる土地なのか
という視点です。
土地の向きだけで判断せず、
設計の工夫まで含めて考えること。
それが、
後悔しない土地選びにつながります。
ぜひご参考にいただければと思います。
それでは、次回もお楽しみに^^

