初心者でもわかる、ローン返済額の目安
2025.8.13 更新
こんにちは、ディライトハウスの水本です^^
家づくりで最初にすべきは
間違いなく「資金計画」です。
資金計画をすることによって初めて
銀行から調達しないといけない金額が明確に分かるし、
その金額が分かるからこそ
土地にかけられる予算や家にかけられる予算が明確になり、
それを基に動き出すことが出来るようになるからです。
なので、家が欲しいと思った時は、
いきなり土地を探したりせず
まずはご自身の「予算」を明確にすることから
始めていただければと思います。
とりわけ家に関しては、
「予算」という決まり事が明確になっていなければ、
いとも簡単に青天井のごとく予算が上がっていく
恐ろしい買い物ですからね。
住みたい地域、土地の広さ、家の広さ、家の仕様、他様々
予算アップの引き金となるトリガーが無数に存在しているからです。
では今回は、資金計画について
少し詳しくお伝えしていきたいと思います。
資金計画で最初にすべきは
銀行からの借入額をいくらにするかを決めることです。
どんな買い物でも最初に「予算」を決めるのは
ごく当たり前のことですからね。
では、借入額をどうやって決めるのか?
借入額は
1.毎月の返済額をいくらにするか?
2.金利がいくらか?
3.返済期間を何年にするか?
この3つの要素によって決まるのですが、
現在は以前に比べて1の金額が大きく変化しました。
✔️返済負担率の変化
現在のように建築価格が高くなかったコロナ前であれば、
基本ローンはご主人だけで組み
ご主人の給料の手取り金額の4分の1くらいが理想、
3分の1くらいを上限に設定していたのですが、
建築費ももちろん、土地価格・外構費・家具代なども
以前に比べて高くなってしまった現在は、
これは不可能になりました。
仮にご主人の給料が月30万円の場合、
手取りがざっと24万円、
なので返済額は理想が6万円で上限が8万円、
そこから金利1%、返済期間35年で逆算すると
借入額は2835万円が上限。
ゆえにこれに出せる自己資金を合わせた額が
家づくりの総予算だったという感じが、
現在は建築費だけでこの予算を超えてしまうこともあるし、
おそらく以前に比べて1000万円ほど予算が上がっているからです。
結果、その分
借入額を増やさざるを得ないわけですが、
そうなると単純に返済負担が3万円ほど高くなります。
あるいは返済期間を40年にすると2万円ほどの負担増なのですが、
手取り金額が変わらないまま負担だけが上がるのは
正直な話しんどいですよね。
これに加えて家を持つと
固定資産税や火災保険といった維持費もかかってくるし、
将来のメンテ費用も積み立てしていかないといけませんしね。
✔️返済額の目安とリスクヘッジ
なので、現在はご主人の給料だけで住宅ローンを組むのではなく、
夫婦で収入合算しローンを組んでいただき
2人で返済してもらわざるを得ない
というのが現実的な話ではないでしょうか。
仮にご主人の給料が30万円で手取りが24万円だとして、
奥さんの給料が20万円で手取りが16万円だとしたら、
合計手取り金額が40万円になるので、
その4分の1である10万円前後が
返済の目安になってくるといった感じですね。
とはいえ、この計画は
奥さんもずっと働き続けることが前提となってしまうため、
出産や育児を理由にフルで働けなくなるという
リスクも想定しておかないといけないし、
あるいは怪我や病気によって収入が減るというリスクも
以前よりシビアに考えておく必要があります。
なので、別の記事で何度も申し上げているように、
家を建てるタイミングでは、
いらない保険は解約しそれを「貯蓄」に回す、
そして家づくりへの負担も出来るだけ軽減し、
その分も「貯蓄 」に回す。
この2つを実行していただき
今後起こりうるリスクに
少しでも備えていただければと思います。
それでは、次回もお楽しみに^^